火の起こし人や、イカダの作り方も、ついでに調べよう。

意気込んで足取りを探していたら、エレベーターが見つかった。

 エレベーターガールも付いていた。

 エレベーターガールは押しハイパーリンクの前にぎゅっと張り付き、客人にハイパーリンクを押させまいとやる。

「七階層をお願いします」

 うわずった涙声が出て、恥ずかしかった。

 一方、「かしこまりました」と返答をしたエレベーターガールの語気は、湯船先導とおんなじだった。

 そういえばエレベーターガールを見たのはいよいよかもしれない。

 ……ん?

 違う。

 以前、家族で都内タワーに行ったときにも見た。

 それに、マミーのふるさと青森でも……

「三階層、文芸書隅だ。今日……原……ドクターによる肉筆会を開催しております」

 ……え?

 近頃、なんて言った?

 エレベーターガール様、なんて言った?

 想い原翼ドクターって、言わなかった?

 想い原様の肉筆会がいるって!?

 後ろの垣根に寄りかかって乗っていた学生風の男の人が、エレベーターを下りようとした。

 それを跳ねのけ、先に下りた。

「ごめんなさい」

 七階層を押してくれたエレベーターガールと、跳ねのけた学生に低く謝りながらも、奴らの面持はちらりとも見なかった。

 至急想い原様の肉筆会にたどり着きたかった。

 通りかかった店員に、どっちに行けばすばらしいかきいてみた。

「想い原……ドクターですか? 梅原司ドクターの肉筆でしたら、あちらになりますが」

「……」

 想い原様の肉筆会ではなかった。

 当たりまえです。

 今しがたまで一緒にいた想い原様が、ここで肉筆会をやるはずがない。

 それに、肉筆会が開けるほど想い原様は売れていない。

 とぼとぼと歩いて、肉筆会のスタジアムをひとまず覗いてみた。

 白いテーブルクロス。花瓶に花。手直し奴らしい個々が数人立っている。

 その中心にいるのは、想い原様……ではなく梅原司様。

 今まで自分が知らなかった個々。

 近くに貼られた張り紙には、「新進気鋭の作家」と書かれている。

 凄まじい個々みたいだ。

 ガイドの見出しだって、技能に溢れた個々が擦り込みそうな見出しです。

 梅原様が、幾らか気になってきた。

 リーダーの出すガイドに肉筆をして、握手を講じる梅原様は、自分より些かしか年齢が上ではなさそうなのに、見るからに知能の深そうな面持をやる。

 若そうなのに坊主の当たりから髪が薄くなってきているのも、インテリの証明。

 そして、リーダーに対するあの優しそうなスマイル。

 想い原様だったら、そんなスマイルを浮かべたりは終わるだろう。

 思う存分眉間にしわを寄せ、「様!」とか責めるんだ。

 想い原様だったら……

 想い原様だったら……

 なぜ本日、想い原様の行為なんて思い起こしちゃったんだろう。

 想い原様のことは素晴らしい土産だった。

 一度だけでも、会えて良かった。

 怒られたり、不快こともあったけど、嬉しい土産だった。

 嘘つきだったけど、嬉しい土産だった。

 今日からは、梅原様を頼りに生きよう。

 あのスマイルが、自分を救って受け取る。

 ガイドを買い、列に並んだ。

 肉筆会が始まって、とっくに三潤沢以外が経過していたせいか、わたしの前には二十個々くらいしか並んでいない。

 列はジャンジャン結び付く。

 わくわく……

 終わる。

 ワクワク終わるけど、しようと試みる。

 新進気鋭の作家。

 優しい人。

 毛がない個々。

 ……無いのは関係ない。

 知能豊かな個々。

 想い原様と……

 名前が通じる個々。

 更に、それだけですばらしいじゃないか。

 生きていくためにはウソも必要なんだ。

「梅原様の詩が、ずっと前からびいきでした」

 わたしの番が来て、新進気鋭の作家、何とか目にする梅原様に言った。

「……有難う。だけど俺、これが初めてのガイドなんですよ。それに詩ではなくマガジンです。とにかく読ん……」

 梅原様が自分ににこやかに語りかけてくれている中途、後ろから首根っこをつかまれた。

 首を直ではないけれど、カーディガンの裏に付いているタグの当たりを誰かにつかまれた。

 胡散臭い追っかけから作家を続ける屈強な体をしたSPにつまみ出されてしまうのか。

 近々追っかけになります、好きになります。

「だから許してください」

 つかまれた通り、振り返ると、そこにいたのは、屈強な体をしたSPではなく、細身で長身。無造作に肩まで伸びた髪。

 長時間前まで一緒にいた個々。

 豆乳をかけた彼氏。

 想い原様だった。

「なにふらっと彷徨ってるんだ。いくぞ」

「どこへですか?」

「カフェにでも……」

「チェーン会社ですか?」

「当たりまえです」

 手厚い梅原様が私を乗り出して、ガイドを渡してくれた。

「有難う、梅原様」

 握手をしようと上肢を伸ばしたけど、想い原様に引っぱられ、手は届かなかった。

 足取りの場所まで来て、漸く想い原様は、わたしのウエアを放してくれた。

「ここからは自力で歩け」

 ……勝手に引きずってきたくせに。

「それより、エレベーターありますよ」

「足取りでじゅうぶんです」

「ところで、なぜここにいるんですか」

 想い原様は、答えなかった。

 紀伊国屋書店を出たあとは、チェーン会社のカフェを見い出しながら、ふたりとも無言で歩いた。

 はからずも長時間前とおんなじ。

 前方をあるく想い原様の髪は、汗なのか、わたしのかけた豆乳なのか、僅か濡れていた。リンリンの脱毛効果は?

徳永ちゃんが飼っていらっしゃる愛犬の又吉さんだ。

しかし、包みがデカイだ・・・
タテが44で、ヨコが50、下マチが居残るパイ、思った以上に激しくて肩に掛けた局面、入れた売り物が取りにくいなぁ(汗)
落ち着いたら、マチをほどいて、下をちょっぴり縫い縮めてみようかな^^
織地はよくしてるので、カメラも入れて、持ち歩きできそうです~

7月10日光には、神戸インターナショナル会館こっぽいホールにも、行ってきました^^
兵庫は、中学校から住んでいた職場なので、地方でもあり息抜きされていましたね。
次は、8月の週末のグランキューブ大阪。
ひとまず、私の今年のトリップは、これでお終い・・・淋しいだ。
最終は、11月の都内だ。
行きたいけど、行けない・・・残念ですemoticon-0106-crying.gif

蒸し暑い身の回りが続いていて、ウェブログ更新も意思が役に立つことしか出来ずで・・・いいえ、サボってるのかな^^
スマホで、みなさんのウェブログは読んでますが、言明なしでごめんね。

ユニバーシティ2年生のわたしは、週間に1回か2回、午前のラッシュ時間に多磨霊園から恵比寿まで鉄道に乗って、パート先の翻訳店に通っていた。身動きが取れなくなるほど混んです鉄道にカラダをねじ込み、ウエイトをかけて来る隣席を精一杯乗り物を踏ん張って押し返し、肩と肘を張り自分の余裕を確保する。痴漢と疑われない結果、右はつり革、左側には手提げを持っておくこともキーポイント。新聞紙・書籍なんてもちろん見られない。すし詰めになりながら、押しくら饅頭を繰り返し、ただしげしげと狙うだけのスパンです。「速く目的地についてくれ」と。duoクレンジングバームのお試しはあるの?

これが大人になると言うことなのか?

恵比寿駅舎に着いても、終わりではない。そう、「去るための闘い」が控えているのだ。見知らぬユーザーには誰も声をかけないコチラ都内でも、こういう一瞬ばかりは違う。「降ります」と、ユーザーをかき分け押しのけ、我先に順路なき順路を進まなければ、立ち去る前にドアが閉まって仕舞う。乗り過ごして遅刻するくらいなら…生き延びるためにはしばらく本人中心にならないといけないのか。

安全恵比寿駅舎で下車しターゲットに付くと、今度はターゲットが混んでいる。改札までは自分のペースで歩ければ2取り分もかからない順路を、団子ときのグループの中で2、3倍以上時間をかけてのろのろすすむ。周囲を見ると無表情か、辛みたいに下を向く顔が多い。全くゾンビの行進のようだ。

やっとこ改札を出ると、今やくたくたです。とてもじゃないが「間もなく営業」という感触ではない。

この人たちは、何が楽しくて月曜から金曜までこれを増やすのだろう。これで、一体全体充実したライフと当てはまるのだろうか?わたしはゾンビの部員なんかにはなりたくない。

ミッドナイト。パートを終えたあと、友達と新宿の安っぽい居酒屋での打ち上げを終えたわたしは、新宿から京王線で戻る。運よく始発の特快に座れた。夕刻だからか、混み具合は午前ほどでも無い。アヤナスはドラッグストアで売ってるのか!?

さえないOLが、酔った勢いでするどく吠えておる

「奴、ほんとに営業できねえんだよな!」

「こんなやつの下では、働けないっすよ!」

大概、この手の筋道の実質は「店舗の相性」「友達・配下へのストレス」「経営者・親分への講評」です。あんた、会社では大した立場じゃないんだろ?ていうか鉄道じゃなくて、会社で自身に直接言ってやれよ。ひときわ、付近が迷惑なんだよ…

そもそも、大して嫌ならやめればいいじゃん。好きでも乏しい営業を毎日して、生産性の弱い不満をいう。この人は何のために動くのだろうか?そこまでして、人類は働かないといけないのだろうか…

「上数年すれば、自身も完了か。採用はせず、人間勤務主にでもなろうかな…」憂鬱な気分で、調布駅舎にて各停に取り替えると、今度は30程の女性が大きな口を開け、いびきをかいている。カラダは斜めに傾き、2シートにわたって占領して要る。上一押しすると床に滑り落ちそうな盛況です。

いい階層してみっともないなあ。ていうか、サラリーマンって大してくたびれるのか…

あれから約10階層。心の底からなりたくないと思っていたOLとして、わたしは毎日鉄道に股がる。確かに鬱陶しい時も、くたびれる時もある。だが、学生時代のわたしにはわからなかった魅力も生じる。人間勤務メインと異なり、店のマネーで思い切って営業にチャレンジできる。個人では無理強い会ってくれないような先や省庁のやつと会って受け取れる。一緒に醍醐味も悲しみも共有こなせる仲間が掛かる。営業がきっかけではないとそんなに行かないようなフロア、触れられないようなDBも残る。

午前の完売鉄道は、住むフロアや扱う道程を着想し、午前半だけ手早く出れば防げることも分かった。随時生ずるのが遅くなるとゾンビのユニットに遭遇するが、毎日ゾンビの部員になるかどうかは自分の人格順序です。

ミッドナイト、同年代のダディー働き手と鉄道で親分の講評で燃える。勿論、会社で自身に直接話すように活動はやる。しかし、できるだけ前向きに話すにはせりふを選ぶ肝要もあるし、言いすぎると嫌われるからぐっとこらえることもある。押さえつけていたせりふが、鉄道の中で貸し出し空気とともに吐露受けるのだ。周りには不自由かもしれないが…

同僚の女性は疲れたのか、大きな口を開けて寝ている。ただ、妻は無駄にだらだら仕事したくないから、会社ではたえず一番ギアです。限られたスパンで生産性を褒めちぎるために、ある程度念頭を全身全霊させて要る妻には、帰りの鉄道が、低いほっとやれるスパンです。たまには寝てしまっても、宜しいじゃないか。周りには不自由かもしれないが…

僕にいうライセンスはないが、世の学徒の皆さんには、鉄道の中で疲れたOLを見たら「この人は会社で頑張っているユーザーですな」と思ってやるようにしてほしい。「OLに憧れを持て」とは言わないから。ココマイスターは楽天が安い!?